PS5の容量、少ないですよね。
たったの825GB。さらにその中で実際にゲームの保存に使える容量は約670GBぽっち。
こんなんじゃ足りん!
ちまちまソフト削除しながら約1年。
2021年9月のアップデートでやっとM.2 SSDを追加できるようになりました!
なったんですが、、、、使用可能なM.2 SSDの要求性能が非常に高い!
そして、その要求を全て満たしたM.2 SSDの価格が高い!
1TBで平気で2万5千円~。2TBだと5万円以上もざら
メーカーによってPS5本体よりも高いものまで(笑)
そんな中、速度は多少遅いんですが半額近く安い 格安M.2 SSDを購入、実際に使用することが出来たので紹介します。
Western Digital ウエスタンデジタル 内蔵SSD 1TB WD Black SN750SE
価格比較
今回購入した、WD SN750SEの価格は¥13,490(2021/9/18)。
完全にPS5の要求を満たしているM.2 SSDは\23,000~という事を考えると格安です。
PS5向けによくおすすめされている商品と比較してみます。
価格 (ヒートシンク無しで比較) | ヒートシンク付きの有無 | インターフェイス | スペック | |
PS5要求値 | PCIe Gen4 | 5,500MB/s以上推奨 | ||
WD SN750SE 1TB | ¥13,490(2021/9/18) | 無し (別途ヒートシンクの購入必須) | PCIe Gen4 | 3,600MB/s (PS5での実測 5022 MB/s 後述) |
Samsung 980 PRO 1TB | ¥23,212 (2021/9/22) | 無し (セット売りはあり) | PCIe Gen4 | 7,000 MB/s |
WD SN850 1TB | ¥24,617 (2021/9/22) | あり (2021/9/22 品切れ中 ¥26,000~) | PCIe Gen4 | 7,000 MB/s |
推奨5,500MB/sに対して、確かにスピードは落ちますが、大きく見るとあんまり変わりません。
というのも、かつてのPS3、PS4等で使われていたHDD、SSD(SATA)と比べると既に桁違いで早いんです。
HDD、SSD(SATA)との 速度比較
上述したように、PS4等で使われていたHDD(PS4純正 外付けHDDなど)、SSD(SATA 外付けSSDなど) と比較した場合、速度差はおおよそこんな形になります。
読み込み速度例 | |
HDD(PS4純正 外付けHDDなど) | 150MB/s |
SSD(SATA 外付けSSDなど) | 500MB/s |
SSD(M.2 WD SN750SE ) | 3,600MB/s (PS5での実測 5,022 MB/s 後述) |
SSD(PS5内蔵) | 5,500MB/s |
M.2 Gen4の時点で、既にぶっちぎりで早いんです!
格安のM.2 SSDでも、まさに桁違いのスピードで、下記のように単純計算してみても到底ストレスを感じるとは思えません。
(1秒読み込み時間が増えたところでストレスなし)
単純計算
SSDの速度が5,500MB/s→3,600MB/sに落ちたとしても変化時間は高々1秒ちょっと。
PS5での実測は5,022MB/sですし、そもそも読み取り時間が全てでは無いので、一概には言えませんが。(実測は別途)
PS5のファストトラベル;約3秒→16,500MB で仮計算
- PS5内蔵の場合 16,500MB÷5,500MB/s =3秒
- 格安M.2の場合 16,500MB÷3,600MB/s =4.58秒
- SSD(SATA)の場合 16,500MB÷500MB/s =33秒
- HDDの場合 16,500MB÷500MB/s =110秒
実際の読み込み時間比較
実際に内蔵SSD保存の場合とM.2 SSD(WD SN750SE)使用の場合の比較を行いました。
Marvel’s Spider-Man(PS5) | ファストトラベル時間比較 |
PS5内蔵SSD | 3.5秒 |
WD SN750SE | 3.9秒 |
ファストトラベルの場合、実測値ではたったの+0.4秒。
あえて計って無ければ、正直違いが判らないレベルです。
理論値では1秒程度は遅くなるかと思っていましたが、実際はほぼ変わりませんでした。
ストレス無し!
仕様
- 容量 : 1TB
- インターフェイス : PCIe Gen4
- シーケンシャル読み取り : 3,600MB/s → (PS5での実測 5022 MB/s)
- シーケンシャル書き込み : 2,830MB/s
- ※ヒートシンク無し
また、実際にPS5に導入した際の速度は下記のように表示されました。
なんと5022MB/sです。
スペック値は3,600MB/sですが、PS5での認識は5022MB/sと格段に早くなっていました。
PS5の要求値が5,500MB/sに対して、ほぼほぼ満足している計算になります。
PS5の要求仕様との比較
PS5の要求 | WD SN750SE | 比較結果 | |
インターフェース | PCI-Express Gen4x4対応M.2 NVMe SSD (Key M) | PCI-Express Gen4 | 〇 |
ストレージ | 250GB~4TB | 250GB~1TB | 〇 |
対応サイズ | 2230, 2242, 2260, 2280, 22110 | 2280 | 〇 |
放熱構造を含むサイズ | 幅:最大25mm 長さ:30 / 40 / 60 / 80 / 110mm 高さ:最大11.25mm(基盤から上8.0mmまで、基盤から下2.45mmまで) | 〇 | |
シーケンシャル読み込み速度 | 5,500MB/秒以上を推奨 | スペック上3,600MB/s | △ PS5使用時の速度測定結果→5022 MB/s |
ソケットタイプ | Socket 3 (Key M) | Socket 3 (Key M) | 〇 |
ヒートシンク | 必須 | 付属無し | × 別売りのヒートシンク購入必須 |
結論から言いますと、注意点は2点です。
- 読み取りスピードは落ちます → たとえ読み取り時間が1秒増えたとして気にならない。
- 後付けヒートシンクの購入は必須です。
読み取りスピードは多少落ちます。
読み取りスピードは多少落ちます。
しかし、PS5がそもそも爆速なので、そこから1秒遅くなったとしても、そんなに変わりません。
(実測だと+0.4秒。測定していてやっと違いが判るレベルです)
また、メインで使用するときは本体内蔵SSDに保存。メインでの使用が無くなった時にM.2 SSDに移動すれば全く問題無しです。
後付けヒートシンクの購入は必須です。
PS5に導入するM.2 SSDは、必ずヒートシンクが必要となります。
ヒートシンク無しだと10~20℃くらいは温度が上がってしまうとの事。
M.2 SSDは特に高温になりやすく、高温になり過ぎると自動で速度を落とすセーフティ機能もありますので気を付けましょう。
ヒートシンクの対応サイズは下記です。
大きなヒートシンクは取付不可の場合があるため気を付けましょう。
今回せじょじょんが導入したヒートシンクはこちらです。
PS5のサイズ要件を満たした製品であれば、表だけでも表裏サンドイッチタイプでもOKです。
メリット
安い!
まさにそれにつきます。
この格安M.2 SSDだと、半額近い価格で追加ストレージを導入することが出来ます。
多少のデメリットはありますが、それ以上のメリット間違いなしです。
価格比較 | |
(格安)WD SN750SE 1TB(ヒートシンク無し) | ¥13,490(2021/9/18) |
(要求クリア)WD SN850 1TB(ヒートシンク無し) | ¥24,617 (2021/9/22) |
デメリット
内蔵SSDよりは遅い
どうしても内蔵SSDよりは遅いです。
しかし実際のところ、上述したようにファストトラベルで+0.4秒程度しか変わりませんでした。
普通に使用しても全く問題無いですし、どうしても気になる方は良くプレイするソフトは内蔵SSDに、使用頻度が低いものをM.2に移行すれば全く問題無しですね。
読み込み速度 | |
SSD(M.2 WD SN750SE ) | 3,600MB/s (PS5での実測 5,022 MB/s ) |
SSD(PS5内蔵) | 5,500MB/s |
Marvel’s Spider-Man(PS5) | ファストトラベル時間比較 |
PS5内蔵SSD | 3.5秒 |
WD SN750SE | 3.9秒 |
WD SN750SEは1TBが規格MAX
残念ながらWD SN750SEは、最大サイズが1TBです。
PS5はSSDの差し込み口が1口しかないので、より大きな容量が欲しい方はより大きな容量規格のあるM.2 SSDを探す必要があります。
まとめ
今回は、格安でPS5使用可能なM.2 SSDの紹介を行ってきました。
メリット・デメリット・注意点はこちらです。
格安M.2にすることで、多少のスピード低下はありましたが、全然気にならないレベル。
(ファストトラベルで+0.4秒)
個人的には全然気になりませんし、それでも気になる方はよく使用するソフトは内蔵SSDに保存、使用頻度の少ないソフトをM.2 SSDに保存すれば全て解決です。
多少スピードが落ちても安いM.2 SSDを導入したいってかたは是非参考にしてみて下さい。
- ヒートシンクは必須(付属してなければ追加購入必要)
- もしSN750SE以外のM.2 SSDを探す場合、「PCIe Gen4」が必須。
(Gen3やSATAだと安い製品ありますが、使用出来ません)
もし、SN750SE以外の 格安M.2を探す場合は、インターフェイスに注意してください。
PCIe Gen3だと安いM.2 SSDはたくさんあるんですが、PS5での使用は出来ません。
PCIe Gen4で安いM.2 SSDを探してみて下さい。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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