【CZUR Shine】裁断不要 スマートスキャナ レビュー

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本をスキャンする時、一般的な家庭用スキャナ(フラットベッドスキャナ)って、【セッティング→スキャン→取り出し→ページめくり→セッティング】非常に手間が掛かりますよね。

スピード重視の方法だと、シートフィードスキャナーという選択肢もありますが、その場合は本を裁断してスキャンする必要があります。
本の裁断なんて、処分する前提ならともかく、なかなか抵抗感がありますよね。


そんな時、本を【裁断なし】【面倒なセッティング無し】でスキャンすることが出来る、めちゃくちゃ便利なスマートスキャナー【CZUR Shine】を使う機会に巡り会えましたので紹介します。

【CZUR Shine】はMakuake(クラウドファンディング)で、目標金額50万円に対して2020/9/14時点で既に目標を大幅に超えた 3,600万円を集めている、注目の製品です。

出典;makuake

お知らせ

※この記事はメーカー様より製品をご提供いただき、作成しております。
(提供は頂いておりますが、同時に感じたデメリットもしっかり書いて良いとのお言葉を頂いて記事作成しております)

外部リンク[makuake]:誰でも簡単1秒でデジタル化!デスクライト兼用多機能ポータブルスキャナーShine

家庭用スキャナの種類

冒頭でも少し触れましたが、家庭用スキャナは大きく下記のような種類があります。

簡単にメリット・デメリットを紹介します。

フラットベッドシートフィードハンディスタンド(CZUR Shine)
スキャンスピード
用紙へのダメージ
価格例2020/9/13◎¥9,800(A4)△¥32,827(A4)○¥11,999 (A4)○¥22,700( A3対応)
【Makuake特価24%OFF】

フラットベッドスキャナー

出典;Amazon

家庭用スキャナと言われて真っ先に頭に浮かぶのがこのタイプではないでしょうか。
価格的にも安く、キレイにスキャン出来るんですが、スキャンに時間がかかり、場所を取るのがデメリットです。

  • 上からカバーで抑えるため、ページの浮きが起きずキレイにスキャン出来る
  • 本を裁断せずにスキャン出来る
  • 原稿が傷つきにくい
  • 読み取りに1番手間がかかる
    【セッティング→スキャン→取り出し→ページめくり→セッティング】
  • スキャンスピードが遅い
  • 本体のサイズ(面積)が大きい
    • A4対応可能→MIN;A4サイズ21cm×29.7cm
    • A3対応可能→MIN;A3サイズ29.7cm×42cm

シートフィードスキャナー

出典;Amazon

原稿をまとめてセットして、自動供給してくれるスキャナです。
冊子化されていない原稿であれば非常にスピーディにスキャン出来ますが、本は裁断しなければスキャン出来ないというデメリットもあります。

  • スキャンスピードが早い
    (原稿をまとめてセットすれば、自動でスキャンしてくれる)
  • 両面スキャン可能

  • 本のスキャンは裁断が必要
  • 厚手の紙は苦手
  • 薄い紙は、用紙送りの際、曲がったり等痛む可能性がある

ハンディスキャナー

出典;Amazon

手持ち可能なサイズで、実際に手で動かしながらスキャンをするタイプの変わり種です。
持ち運びが可能というメリットがある一方、大量のスキャンには向きません。

  • 持ち運び可能
  • 非常にコンパクト

  • スキャンスピードが遅い
  • スキャン精度が手の動かし方に左右される
  • 本のスキャンは可能だが、段差部分のスキャンは苦手

スタンドスキャナー(オーバーヘッドスキャナー)

今回紹介する【CZUR Shine】はこのスタンドスキャナーに分類されます。

本を【裁断なし】【面倒なセッティング無し】でスキャンすることが可能ですが、一方光沢紙の場合はライトの映り込みが発生するなどのデメリットもあります。

  • 持ち運び可能
  • コンパクト
  • 本を裁断無しでスキャン可能
  • スキャンスピードが早い
  • 複数枚を同時にスキャンすることが可能

  • 本のスキャンは、しっかり折り目をつける or 手で抑える必要がある
  • 光沢紙の場合、ライトの反射が映り込む場合がある

CZUR Shine 外観・仕様

外観

仕様

  • サイズ
    • 幅;157.9mm
    • 奥行き;116.9mm
    • 高さ;334.9mm→409.4mm(変形・延長)
  • スキャン対応サイズ;≦A3
  • スキャン速度;≦1秒
  • 画素数;1300万
  • 解像度;4160×3120
  • フォーマット;JPG
  • 動画ファイル出力形式;MP4

使用してみてわかった 良かったところ 悪かったところ

良かったところ

コンパクトなのにA3サイズ読み込み可能

以前、せじょじょんが家庭用に持っていたスキャナは、フラットベッドスキャナータイプでした。

出典;Amazon


いくら薄型とはいえ、精密部品のため重ねることも立てかけることも出来ず、保管方法は横置きで設置したまま。
置型のスキャナはスキャン可能なサイズがそのまま本体サイズに直結するのでかなり邪魔でした。

  • A3サイズ読み込み可能→最低A3サイズの本体(29.7cm×42cm)
  • A4サイズ読み込み可能→最低A4サイズの本体(21cm×29.7cm)





しかしこの【CZUR Shine】は、折りたたむと幅;15.7cm 奥行き;11.6cmと非常に狭い面積だけで保管可能です。
さらに、このコンパクトさでA3サイズまでスキャン可能なんです。

参考;面積比較

CZUR Shineの面積(A3サイズ対応);15.7cm×11.6cm→182.12cm2
フラットベッドスキャナの場合 A3サイズ;29.7cm×42cm以上→1247.4cm2

つまりたった1/7の面積(14.6%)で保管することが出来るんです。


さらに見た目もチープさが全く無いため、あえて隠す必要もなく、なんなら一見インテリアっぽい雰囲気もあります。

保管サイズに対するスキャンサイズという観点から、従来のスキャナと比べ非常に大きなメリットがあると感じました。

複数のアイテムを同時に読み込める(年賀状等におすすめ)

スキャン可能サイズがA3のため、年賀状や写真等は複数枚置いてもスペースが余裕があります。
そしてこのCZUR Shineは複数のアイテムを同時に読み込み、ちゃんとそれぞれを別アイテムとして認識、保存してくれるんです。(きっちり並べなくてもOK)

つまり、単純計算でこれまで5回スキャンが必要だった作業が、1回の作業で済むようになります。
めちゃくちゃ楽です。


特に年賀状なんて毎年貯まるわ、1枚1枚が分厚いわでかなり嵩張りますよね。
その一方でそのまま捨てるのもなんか抵抗ありますし。

そんな時はまとめてスキャンしてしまえば、いつか必要になった時にも確認出来るので、よっぽど大事なもの以外は全て処分、空いたスペースを有効活用することが出来るので非常におすすめです。

フットペダル + オーバーヘッドスキャナの組み合わせで作業時間が大幅短縮

本をスキャンする際、フラットベッドスキャナーだと、下記のような作業になります。

本をセット→カバーを閉じる(押さえる)→スキャンスタート→カバーを開ける→ページをめくる→再び本をセット

せじょじょん
せじょじょん

非常に手間です。



しかし【CZUR Shine】の場合、下記のように作業を短縮することが出来ます。

本を開く(手で開いたまま)→フットペダルでスキャンスタート→ページをめくる(本を開いたまま)

文章にすると分かりづらいですが、この一連の作業で、一度も本から手を離していないんです。
実際やってみるとわかるんですが、作業が非常にスムーズに行えます。

そのため当然ながら作業スピードも早いです。
シートフィーダータイプには負けますが、一般家庭レベルであれば大したストレスを感じることもありません。

悪かったところ

ライトの写り込みが発生

夜に光沢紙をスキャンすると、ライトの反射が写り込みました。

ライトが写り込んだ画像(夜、ライトON)

しかし、付属ライトは1タッチで消すことも出来るので、昼間にライトを消して撮影を行えば問題ないですし、光沢紙以外であれば、ほぼ気になりません。

夜しか作業時間がない人には注意ポイントです。

ライトの写り込み無し(昼間、ライトOFF)
光沢紙以外では反射はありませんでした。(夜、ライトON)

分厚い本の場合、トリミングが上手く行かないことも スキャンは100%完璧では無い

分厚い本をスキャンした際、端っこ部分のトリミングが上手く行かないことがありました。

成功したものと、トリミング失敗のもの、2点がこちらになります。(画質は著作権対策であえて荒くしてあります)
失敗した方は、トリミングしすぎて、右端が切れていることがわかります。

トリミング失敗した画像(右端に欠け)
成功した画像

対策方法としては、本の中心部をしっかり開いてなるべく全体の高低差が無いようにすると、成功率が上がりました。

どんな本でも100%完璧にスキャンできると考えている方は、多少の手間も必要になる部分だけ注意してください。

最後に 特に資料が溢れている人におすすめ

今回は、【CZUR Shine】に関して、実際に使ってみて感じた内容を紹介してきました。

気になる部分は多少あるものの、それらは多少の工夫で対策可能なもので、導入することによるメリットのほうが圧倒的に大きい製品です。



特にスキャンスピード、作業の手間が格段に省かれており、それだけの機能を持ちながらサイズをコンパクトに抑えた、非常にバランスが取れた製品です。

価格的にも、A3サイズ対応可能な点、コンパクトさを加味すれば、決して高い製品ではないため、下記のような方は是非チェックしてみて下さい。

  • コンパクトなスキャナが欲しい
  • A3サイズに対応したスキャナが欲しい
  • 資料が溜まって邪魔
  • 年賀状などをデータ化したい

最後までお読み頂きありがとうございました。


出典;makuake

外部リンク[makuake]:誰でも簡単1秒でデジタル化!デスクライト兼用多機能ポータブルスキャナーShine

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