これまで長いことAndroid派だったんですが、2020年5月 iPhone SE2が発売されるのと同時にiPhoneに乗り換えました。
しかし結論から言うと、2カ月使用しましたがやはりiPhone合わず、結局Xperia 1に買い替えました。
今回はなぜ せじょじょんがiPhoneSE2→Xperia1の買い替えに至ったかを紹介します。
iPhoneSE2の購入検討中の方、5万円以下でスマホを探している方等の参考になれば幸いです。
なぜ iPhone SE2を購入したか
それはiPhone SE2が、ハイエンド機のiPhone11と同じCPU(チップ) A13を使用していながらも なんと44,800円〜(税別)という破格の安さでの販売を行ったからです。
正直、Androidでここまでの高性能機を5万円以下で買えるなんて考えもしていなかったので、3度見くらいしました。

あまりの衝撃に、存在を知ったその日に予約ボタンを押してました!
もともとiPhoneを購入してこなかった1番の理由が価格の高さでした。
しかしその価格のハードルが一気に下がったため、Android→iPhoneで使い勝手が大きく変わることは承知していましたが、使えばその内慣れるだろうと思い購入に踏み切ったのですが、、、、、、、
iPhoneが合わなかった理由
主な理由は下記になります。
・音楽、漫画入れるのにiTunes必須なのに、そのiTunesが使いづらい
・iTunesのワイヤレス転送が失敗ばっかり
・GoogleタイムラインのGPS更新頻度が少ない
・文字入力が非常にやりづらい→Google日本語入力が使えない
・iCloudは写真保管に有料→Googleフォトにする→アプリ開かないと更新しない仕様に
・独自ファイルがwindowsで使いづらい
・ウィジェットのカスタム性が無い
問題点の多くは、購入前に調べていたので知ってはいました。
多少の勝手の違いは数か月使えば慣れるだろうと思っていたんですが、毎日すこーしずつ溜まるストレスに結局我慢が出来ず買い替えとなりました。

スマホは毎日使うからこそ、1つ1つは大したこと無い相性の悪さや不満が、少しずつ積み重なって大きくなってしまいました
もしこれらの理由が知識不足によるもの、間違いだった場合は申し訳ございません。
訂正させて頂くのでご連絡の程宜しくお願い申し上げます。
音楽、漫画入れるのにiTunes必須なのに、そのiTunesが使いづらい
PCにある、音楽、漫画、小説等を、PC→iPhoneへデータを送る場合、必ずiTunesを使う必要があります。
「音楽」に関しては特に問題ありませんでした。
問題は「漫画」(小説)です。
「SideBooks」というアプリを経由して読むのですが、これが酷い!!
iPhone上で見る分(操作性等)は問題無いんです。
しかしiPhoneに転送する時が最悪です。
作品ごとにまとめる場合、フォルダごと転送します。
しかし、フォルダごとまとめて転送した後は、そのフォルダに(新刊等を)追加する事が出来ないんです!!
さらに追加したければ、一度消して、新しくフォルダを追加し直す必要があります。
めちゃくちゃ操作性が悪いんです。

iTunesのワイヤレス転送が失敗ばっかり
iTunesを使い、PC→iPhoneへデータ転送する場合、WIFI環境下ではワイヤレスで転送することが出来ます。
すごい便利な機能なんですが、、、、めっちゃ失敗します。それも失敗の表示無く。
成功自体はするので、設定が間違っているわけでは無いと思いますが、Androidで同様のエラーを経験したことが無かったので衝撃でした。(AirDroidというアプリ使用)

データを転送する度に有線接続を行うのは非常にめんどくさいです。
GoogleタイムラインのGPS更新頻度少ない
Android時代から、Googleマップによる、タイムラインの記録をつけています。
使っていない人からすれば、いらんやん の一言で終わりますが、これが個人的にかなりお気に入りなんです。
過去に行った旅行先で、どのお店に行ったか、どんな写真を撮ったか等、日程や通ったルートまで把握してくれているため、アルバムを見返す感覚で楽しめます。

そのタイムラインですが、iPhoneでは節電の為にGPSの取得回数が大幅に減少されているんです。
GPS取得頻度比較
- Android;30秒〜2分毎に更新
- iPhone;3分~20分(バックグラウンドで起動していて最大頻度3分程度)
使ってない人からすれば、何が違うの?って話ですが、
例えば、Androidでは どんな道を通ったかわかるところが、iPhoneだと下手すると店と店を直線でつなぐのみになることさえあります。


画像で見ていただくと一目瞭然です!!
ささっと買い物を済ませた場合などは、店そのものが記録されていないことすらあります。
なぜiPhoneがここまでGPSの取得頻度が低いかというと、電力消費低減のための仕様だそうで、設定などで変更することは出来ません。
文字入力が非常に使いづらい & Google日本語入力が使えない
iPhoneは文字入力が非常に使いづらいです。
AndroidとiPhoneどちらも使用したことのある人は感じていると思うんですが、まずiPhoneに「1文字前後に動く」機能が無いのはどうなんでしょう?
あれはめちゃくちゃ便利ですし、iPhoneにもすぐに導入できそうな気がしますけど、、

iPhoneには長押しする事で、カーソルを自在の場所に動かせる機能がありますが、たまに挙動がおかしく、いまいち狙ったところに行かないことが多々あります。(あと一文字分が上手く動かないなど)
そのうち慣れるかなと思っていましたが、全く慣れなかった部分です。
またGoogle日本語入力と比べて、検索時の予測変換の精度が非常に悪い印象でした。
逆にGoogle日本語入力が良すぎるのか、米津玄師とか変わった名前でも一発ですし、特に流行りもの系の入力でストレス感じることがないです。
iCloudは写真保管が有料→無料のGoogleフォトにする→iPhone版Googleフォトは改悪されている
iCloudが便利なのは知っているんですけど、有料ですよね。
追加容量 | 月額料金 (2017年6月8日現在) |
5GB | 無料 |
50GB | 130円 |
200GB | 400円 |
2TB | 1300円 |
旅行とかで写真撮ってると簡単に50GBくらいは突破しますし、そうなると年間4,800円。
全然良いよって人もいるんでしょうけど、せじょじょん的には無しです。
その点Googleフォトは、「高画質設定」であれば容量制限無しで完全無料です!
(設定は2種類のみ、「元の画質」設定だと、容量制限&有料化あり)
iPhoneでもGoogleフォトは使用できます。
しかしクラウド上へのアップロードは、アプリを開いた時にしか行われない仕様になっています。(Android版はWi-Fi環境では勝手にアップロードしてくれます。)
つまり、わざわざWi-Fi環境下の時に定期的にGoogleフォトアプリを開かなくては意味がない仕様に改悪されています。
ライバル関係にありますし、理由はなんとなく察せますが、「大事な写真が消えないという安心感」が数段落ちてしまっております。
「スマホで写真撮影→PCで確認」をよく行うのですが、その度に更新されてなくて、あーまたかとストレスが溜まってました。
独自ファイルがwindowsで使いづらい
iPhone→PCへのデータ移行は、iTunesの完全バックアップ以外にも、好きな写真、動画のみ移行することが出来ます。
しかし基本的にiPhone内の写真・動画は、通常Windowsで使用されていない形式のデータです。(.HEIC)
そのため、iPhone→PC転送時には、iPhone上で互換性のあるデータに変更しながら送る形になります。(HEIC→jpg)
その際のエラーが多いんです!!画像はまだしも動画はエラーばかりで頭が痛くなります。
対策として、「元のフォーマットのまま」転送するという設定もあるんですが、その場合はWindowsが通常使用していないフォーマットのまま送る形になるため、Windows側での追加設定が必要となります。

つまり めんどくさいんです。
ウィジェットのカスタム性が無い
こればかりは何も知らずにiPhoneを購入したんですが、「ウィジェット」そのものがAndroidとiPhoneで完全に別物でした。
Androidでは、画面の好きな位置に天気を表示したり、音楽の再生ボタンを表示したりなどカスタムし放題だったんですが、これが結構便利なんです。

一方iPhoneはホーム左のページに並べるだけ。
意味が無いことも無いんでしょうが、いまいち使い所がわかりませんでした。

iPhoneのメリットも当然ありました
結果的にはiPhone→Androidへの買い替えとなりましたが、iPhoneを使用していて当然メリットがありましたので紹介します
- iPhone→iPhoneの機種変更時、データ移行が非常に簡単。
- 基本的にどのiPhoneも性能が良い(基本ハイエンド;Androidのように千差万別でない)ため、細かい性能など確認しなくても安心。
- カバー、アクセサリ等が豊富
- QUICPayに対応するクレジットカードが多い
- iPhone間のデータ転送が非常に簡単
機種変更に関しては、Androidとは比べ物にならないレベルで完璧にデータ移行してくれるので、正直羨ましいです。
またせじょじょんが契約してるクレジットカードは、QUICPayの対応が「iPhoneのみ」となっており、なぜかAndroidスマホでは使用できません。
最近はPayPayも普及してきたんでなんとかなりますが、iPhone時代 QUICPayは結構便利で多用していたので残念です。
iPhone間の写真・動画などのデータ転送は「Air drop」というソフトが初期インストールされており使い勝手も良く、非常に便利です。
Androidの場合写真等を転送しようとすると、LINE等のアプリ経由などでは多少画質が落ちますし、データをそのまま送ろうとすると別途アプリが必要になったりします。
なんで「Xperia 1」に乗り換えたのか
「Xperia 1」とは2019年6月に発売された、当時のSONYのフラグシップモデル(最上級モデル)です。
スペック比較 Xperia 1&iPhone SE
Xperia 1 スペック
- CPU(チップ);Snapdragon 855
- 総合スコア:442211(AnTuTu)
- メモリ;6GB
- 定価;約10万円(税抜) → 約11万円(税込み)
- おサイフケータイ対応
- トリプルカメラ搭載
iPhone SE
- CPU(チップ);A13(iPhone11と同じ)
- 総合スコア:455407(AnTuTu)
- メモリ;3GB
- 定価;約4万5千円(64GB;税抜) → 4万9千円(64GB;税込み)
- Apple Pay対応
- カメラは単眼
AnTuTu総合スコア(処理能力)はほぼ同等、なんならメモリは「Xperia 1」が勝っています。
Xperia1の性能がいいのは当たり前です!
なぜなら昨年度のモデルとはいえ、SONYのフラグシップモデルで、定価10万円を超えるモデルだったので!
Xperia1 と iPhoneSE2比較
- 性能はほぼ同等
(AnTuTu総合スコア Xperia1:442211 iPhoneSE2:455407) - 定価はiPhoneSE2が圧勝(Xperia1;約110,000円 iPhoneSE2;49,280円 税込)
逆に定価が高すぎて、買い替え当初は全く検討してませんでした。
しかしなんで買い替えたかというと当然理由があります。
Xperia 1 大幅値下げ!!
2020年6月にSONYが新型モデルを発売(Xperia 1Ⅱ)したことで、前モデルの「Xperia 1」の価格が大幅に下がりました。
なんとその価格 43,800円(税込み)!!(2020/7/15時点)
たとえ1年前のモデルと言っても、現在もハイエンド機種と十分に張り合えるこの「Xperia 1」が43,800円(税込み)!!
つまり、上記比較がこのように変化した形になります。
Xperia1 と iPhoneSE2比較
- 性能はほぼ同等
(AnTuTu総合スコア Xperia1:442211 iPhoneSE2:455407) 定価はiPhoneSE2が圧勝→Xperia1の方が安い(Xperia1;43,800円 iPhoneSE2;49,280円 税込)
ちょっと変わった特徴があるので好き嫌いは分かれると思いますが、せじょじょんはすぐに買い替えを行いました。
格安simでも使用可能
この「Xperia 1」はもともとキャリア専用機種で発売されたモデルですが、simロック解除済での出品となるため、格安simでも全く問題なく使えます。
(ちなみにせじょじょんはOCNで問題なく使用できています。)
Xperia 1 のデメリット
Xperia 1はちょっと変わった特徴があります。
- 指紋認証が側面部にある
- 縦横比率が21:9(多くは16:9)
指紋認証が側面部にある
Xperia1の指紋認証センサーは本体側面部にあります。
使用している内に だんだん気にならなくなってきましたが、やはりiPhoneSE2の様に正面にある方が正直使いやすいです。
また、たまに指紋認証エラーが出ます。
iPhoneSE2時代はほぼエラーになることがなかったので、指紋認証に重きをおいている方は慎重に検討してください。

縦横比率が21:9(多くは16:9)
別に比率はどうでも良いんですが、えらい縦に長い!!
片手じゃ、上部をタッチする事はまず不可能です!

サイズはなんと約167㎜×約72㎜×約8.2㎜
縦の長さが16.7cmもあるんです。
片手モードという機能を使えば片手でも使える様になるんですが、ここまで縦長にする必要ある?ってのが率直な感想です。
コンパクトさを特に重視している方は注意して確認してみてください。

もう少しコンパクトだと非常に使いやすいんですが、映像などは見やすいし、一長一短ですね。
Androidスマホを選ぶ時の注意点
今回、結果的に非常にお得なAndroidスマホをゲットすることが出来ましたが、何でもかんでも今回のように上手くは行きません。
iPhoneをやめてAndroidを選ぶ方は、iPhoneの価格が高いからAndroidを選択する場合が多いと思います。
ここで注意点なんですが、iPhoneと違い、Androidの性能はピンから切りまで大きく異なります。
iPhoneを選ぶ感覚で値段だけを見て購入した場合、想像以上にスペックが劣る場合があるので注意してください。
例)定価約5万円のAndroidスマホのスコアが、iPhoneSE2の半分以下
例)iPhoneSEと同価格帯;5万円程度のAQUOS sense3 plus SH-M11の場合
- 2020/7/29価格¥48,318
- CPU;Snapdragon 636
- Antutu総合スコア:163671
(iPhone6sスコア;197772)
(iPhoneSE2スコア;455407)
(スコアだけ見ると、2015年発売のiPhone6s以下)
単純にCPU性能、スコアだけを見ると、Androidで5万円程度で購入可能なスマホ(新品2019年12月発売)が、iPhoneSE2の半分以下どころか、2015年発売のiPhone6sより劣っている場合もあります!
Androidに買い替えたら性能が悪い!って言われている方は、上記のように、単純に性能が劣るスマホに買い替えている可能性が高いですので注意してみてください。
まとめ 同等性能、同等価格であればAndroid>iPhone
今回はせじょじょんがiPhoneSE2→Xperia1に買い替えた理由を紹介して来ました。
一番の理由は、同等の性能、同価格帯で購入できるのであれば、せじょじょんにはiPhoneよりAndroidの方が相性が良かったからです。
今回はたまたまですが、定価11万超のXperia1が半額以下の43,800円で購入することが出来たので買い替えを行いました。
Xperia1 と iPhoneSE2比較
- 性能はほぼ同等
(AnTuTu総合スコア Xperia1:442211 iPhoneSE2:455407) 定価はiPhoneSE2が圧勝→Xperia1の方が安い(Xperia1;43,800円 iPhoneSE2;49,280円)
正直、iPhoneSE2と同等スペックのAndroidスマホを買おうとすると、平気で10万円くらいするイメージでしたが(事実、定価だと10万円以上)、Xperiaに最新モデルが出たことにより、タイミング良く1年落ちのXperia1を定価の半額以下でお得に手に入れることが出来ました。
AndroidもiPhoneも、最終的には好みだと思いますが、もしAndroidスマホを安くで探している方は、Androidスマホはスペックがピンからキリまで様々なので、「Androidスマホを選ぶ時の注意点」に記載したように、細かいスペックを確認しながら間違いないよう選んでいただければと思います。
現在iPhoneSE2を検討している方、5万円以下のAndroidスマホを探している方の参考になれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。



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